FXに関する税金や確定申告に関する質問を集めてみました。 はじめてFXで利益が出た際に困るのが税金の処理、確定申告についてだと思います。
ぜひ参考にしてください♪
FXでは申告が必要なの?
すべての方ではありませんが、通常のFXでは利益が出た際には申告が必要です。(詳細や金額については別途解説)
今現在はFXで申告していない人が多いというニュースもよく聞きますが、昨年も「主婦がFXで脱税!」などのニュースもあり、FXに関する「税務申告」については税務署も目を光らせています。
無申告の場合は、把握された時にはさかのぼって 追徴となりますので、気をつけてください。追徴課税は高いのでご用心です!
なぜ無申告がバレる?
FXはFX会社の口座を利用しますね。たしかに利益が実際に入るのは自分の銀行口座などでしょう。 しかしFX会社は個人の取引履歴(いくら取引して利益はどうだったか?)などを税務署に提出しなければいけません。 つまり自分が隠したとしても、情報は常につつぬけということです。
年間のFX所得を見るには?
各口座に取引の損益表が出せるページが必ずあります。そこで1/1?12/31までで指示すると年間収支が出ます。
その金額が本年度の外貨雑所得の金額となります!
FX所得=(合計損益+スワップ合計)?売買手数料 ということですね。
ちなみに株との損益通算はできません(総所得から損失を引くこと)
株式投資は譲渡所得であり、FXは雑所得ですので仕組みが違うからです。
損益通算については金融商毎(投資商品)に損益通算や繰り延べ(繰越)できる対象が決まっていますのでこちらで確認しておきましょう!(参考:損益通算)
確定申告の必要書類って?
お勤め先の源泉徴収表、フリーターなら国民年金のハガキなどです。 当然FX会社から郵送された年間損益表も添付します。
申告用紙は「申告書A」を利用します。 用紙はHPからダウンロードでき、誰でもわかるようになっているので安心です。書式はPDFでダウンロードできます。
申告書Aはこちらからダウンロード可能です(国税局ホームページ)
FX所得って?
会社員とフリーの方では計算式が異なりますが下記のとおりです。
会社員=FXの利益?FXをするにあたりかかる経費すべて
その他アルバイトなど=FXの利益?(FX経費+基礎控除38万+社会保険料)
確定申告の準備書類は?
確定申告に必要な書類や準備書類、提出書類はその人の状況によって異なります。主なケースでの準備書類をは下記の通りです!早めに準備しスムーズな提出を心がけましょう。
給与所得者のケース
・給与所得の源泉徴収票(勤務先から配布)
・年間取引報告書(特定口座は証券会社から郵送、一般口座は自分で年間損益を計算)
・住宅ローン控除がある場合は借入金の年末残高証明書と給与所得者の住宅取得等特別控除申告書
年金生活者のケース
・年金の源泉徴収票(社会保険庁、企業年金基金から郵送)
・年間取引報告書(特定口座は証券会社から郵送、一般口座は自分で年間損益を計算)
・国民年金保険料控除証明書(配偶者・扶養家族分、社会保険庁から郵送)
・健康保険料控除証明書(市区町村or健康保険組合から郵送)
・生命保険料控除証明書、損害保険料控除証明書(保険会社から郵送)
その他の書類
所得の少ない人は税還付が受けられる場合があるので配当や分配金の支払い通知を用意
医療費が年間10万円を超えていれば、控除を受けられるため、医療機関の領収書
公益法人に寄付した人も領収書などがあれば、一定のルールに従い控除されます
原稿料、印税、講演料など給与以外の雑所得は総合課税の対象になるので支払い調書
外国為替証拠金取引や先物・オプション取引をしてる場合は年間の損益状況を示す書類